脳ドックのガイドラインは、脳ドックの実施者を対象に1997年に発表されました。その後、脳関連の知見の集積や、検査や治療法の進歩に合わせて改訂されています。脳ドックのガイドラインで推奨されている検査対象者は、中・高齢者と家族に脳卒中の人がいる場合、そして高血圧・肥満・喫煙等の危険因子を有するハイリスク群の人達です。
脳ドックのガイドラインで紹介されている、受信時の主な説明内容は、検査の目的と意義と、検査の内容とリスク、そして発見され得る異常です。また、受信結果の主な説明内容は、異常が検出されなかった場合と、異常が検出された場合、そして再検診やフォローアップの必要性等です。一般の経済活動や社会活動でも、「透明性」と「説明責任」の重要性は高まっています。一般の医療と同じく、オームページを使用した検査の内容説明や、インフォームド・コンセントに重点を置くことの大切さが説明されています。
脳ドックのガイドラインで推奨されている検査項目を紹介します。①問診と診察では、一過性脳虚血発作を含む脳卒中の既往や、くも膜下出血を含む脳卒中家族歴、そして生活歴・運動習慣・飲酒喫煙等の嗜好歴などを含む問診をおこなう。他には、神経学的診察や、血圧測定と脈拍触診、そして心音と頸部血管聴診等の診察です。②血液や尿、そして血液生化学検査等。③心電図検査。④頸部血管超音波検査。⑤その他検査(胸部X線写真・ホルター心電図・心臓超音波検査・脳波検査・脳血流検査・認知機能スクリーニング検査・心理検査)等です。⑥MRI診断。⑦MRA診断です。
脳ドックのガイドラインで発見される、代表的な異常を紹介します。①無症候性脳梗塞。②大脳白質病変。③無症候性脳出血。④無症候性頸部・脳主幹動脈狭窄・閉塞。⑤無症候性未破裂脳動脈瘤。⑥無症候性脳動静脈奇形・海綿状血管腫・もやもや病。⑦無症候性脳腫瘍及び腫瘍様病変等です。脳ドックのこと考えてみませんか。
脳ドックのガイドラインは、脳ドックの実施者を対象に1997年に発表されました...